2022年3月16日
illustratorでバケツ塗りができる!ライブペイントツールで色を塗ろう
illustratorでのイラスト制作は、ベクターデータやパスを利用するので通常の紙とペンでするお絵描きや、PhotoshopやCLIP STUDIOでやるようなイラスト制作とは方法が全然違う感じがします。
色を塗る場合はパスで作ったオブジェクトに「塗り」と「線」を適用して作りますが、バケツで好きな所に自由に塗りつぶしが出来ない点がちょっと不便だと思っていました。そして色を塗る場合は、線画レイヤーの下に色塗り用のオブジェクトを用意したりするしかないと思っていました。
しかし、そんなことはありませんでした。なんとイラレでもペイントソフトのようにバケツ塗りができるツールがあったのです!
「ライブペイントツール」を使えばバケツ塗りができるようになります!
オブジェクトを選択
ライブペイントツールに切り替え
ライブペイントツールは左のツールバーの見える所にはありません。
ツールバーの一番下にある「・・・」をクリックしてすべてのツール一覧を表示し、その中の「ペイント:」カテゴリの中にある
バケツのアイコンの「ライブペイントツール」をクリックして下さい。
ライブペイントツールに切り替え、オブジェクトにカーソルを合わせると塗りつぶせるエリアに赤色の枠が表示され、カーソルには塗りつぶしに使う色が表示されるようになります。
カラーを変更する
デフォルトでは塗り:白、線:黒のカラーが設定されているので、カラーパレットで塗りたい色に変更してください。
スマイル顔を黄色で塗りたいので、塗り:黄色、線:なしに設定しました。
塗りたい場所をクリック
塗りたい場所をクリックするとバケツのように色を流し込むことが出来ます。
スマイル顔の口の部分は赤で塗りたいので、色を変えて口の中をクリックし
こちらも塗りつぶしました。
もっとたくさんの色を細かく塗り分けしたい時もこのツールがあればとても簡単に作れてしまうと思います。
また、パスをきっちり閉じないで塗りたい場合は、「オブジェクト>ライブペイント>隙間オプション」から、隙間を自動で埋めて色塗りできるように設定することもできます。
是非ご活用ください!
2022年3月16日